【意外!?】盛り上がりを見せた「ゆるキャラブーム」のイマ
2018年10月31日 15:00

 つい最近まで町の至るところで見かけていた「ゆるキャラ」最近ではあまり見かけませんよね?テレビでも毎日のように見かけた「ゆるキャラ」も一部ではオワコンとも言われております。ただ、実際とのところ本当に「ゆるキャラ」はいなくなってしまったのでしょうか?

今回は、そんな「ゆるキャラ」のイマについて調べてみました。

 

 ・ゆるキャラは勝ち組と負け組に別れていた!?

 ・どうしてこうなった?

 ・ゆるキャラの新たな希望

 ・まとめ


ゆるキャラにも勝ち組と負け組が?

 一世を風靡したゆるキャラブームですが、現在はどうやら勝ち組と負け組への二極化が進んでいる様です。

 勝ち組の代表格はなんと言っても“くまモン”です。本来の目的である熊本県の知名度を上げると言う役割もちゃんと果たしている上に、商品イラストやPOPでの表示など今や世界的にも日本を代表するアイコンの一つと認識されています。

 (引用元:http://kumamon-official.jp/)

 

 その反面、負け組の代表格は“ふなっしー”です。一時期は正に飛ぶ鳥をも落とす程の勢いだったにも関わらず、今現在はすっかりあらゆるメディアで見ることが無くなってしまいました。



 (引用元:https://www.universal-music.co.jp/funassyi/)

 

どうしてこうなった?

 では、どうしてこのような事態に発展してしまったのでしょうか?

 ブーム到来も終了も全てのはじまりは「ゆるキャラグランプリ」からだと言われています。このグランプリは平成23年からスタートしており、その第一回目のグランプリに輝いたのがご存知“くまモン”です。直後からくまモンが大ブレイクし、あらゆるメディアに進出したため莫大な利益を稼ぎ出したと言われています。とりわけ観光や関連グッズの売り上げなど平成23年から25年の2年間で1244億円にも上ると公表されました。

 その情報は瞬く間に全国へ伝わり、“二匹目のドジョウ”を狙い各自治体がまるで雨後の竹の子の様に次々と自分達のゆるキャラをデビューさせました。これがある意味“ゆるキャラブーム”の始まりと言われています。

 

 その後ゆるキャラグランプリへのエントリーはうなぎ登りに膨れ上がり、最初は348体、そしてピークになる平成27年には1727体にも上るゆるキャラ達がエントリーしたと言われています。

 

 しかし、各自治体が自分達のゆるキャラを“第二のくまモン”にすべく全国区へのセールスにのみ傾倒してしまい、自分達の地域を盛り上げると言うゆるキャラ本来の役割を疎かにしてしまった事。そしてキャラとしてのデザインを優先させ過ぎたり完成度が低過ぎた為、地域性が希薄になってしまった事などからゆるキャラに対して徐々にネガティブな意見が出てきたようです。

 

 さらにゆるキャラの衰退に拍車をかけたのが地方PRの代替である“地方PR動画”の出現です。これは平成28年から地方自治体の“先駆的な事業”に対し、毎年総額2000億円もの「地方創生推進交付金」が交付されるようになり、それを元手に始めたのがPR動画作成です。

中にはやりすぎと批判された動画もありましたが全体的に広告効果は上々で費用対効果の高さはゆるキャラを完全に上回りました。

 それとゆるキャラ事業そのものが税金の無駄遣いと認識されるようになったのも一因と言えるでしょう。

「PR効果が判り難い」「税金使って着ぐるみ作るな」等数々の批判と一向に上がらない知名度の前に次々とゆるキャラ事業から手を引く自治体が出てきたのです。

 平成28年からゆるキャラグランプリへのエントリーが減り始め、平成29年には1158体、そして今年平成30年には遂に1000体を割り込み、896体(内地方自治体のご当地ゆるキャラは500体程度)となってしまいました。これが、ゆるキャラを見かけなくなった最大の要因とも言えます。

 

ゆるキャラの新たな希望

 上記の通りゆるキャラの露出度は一時期よりも低下し、我々も目にするのは稀になってきてもいます。ですがちゃんとセールス戦略が練られたゆるキャラはしっかり生き残り、地域に貢献しています。その代表格が“ひこにゃん(滋賀県彦根市)”です。とりわけ女性をターゲットにしたセールス戦略が見事的中し、商品化もされ、イラストとして多く利用され、彦根市のアイコン的キャラクターに落ち着きました。




 引用元(http://hikone-hikonyan.jp/)



 更に、広島県呉市のゆるキャラとしてデビューした“呉氏”のプロモーションは文字通り“トンデモナイ”物でした。そのセールス方法は文字通り他のゆるキャラとは一線を画する物でした。最初からメディアとの連携によるセールスを視野に入れており、ゆるキャラ+PR動画配信と言う“合わせ技”でミュージックビデオ風のPRをおこなうことで一躍「呉市」の名前を世に知らしめることに成功しました。



 ・まとめ

 結論から言うとゆるキャラだけでのPRは既に終わったと言わざるを得ないかもしれません。しかし同時にゆるキャラでのPRは進化したと言えます。キャラクターが持つインパクトのみで完結せず、他手法と融合することで、まだまだゆるキャラは活かし続けることが期待できます。

私個人としても今後も新たなゆるキャラの活躍を楽しみにしております。

 

 

※当記事は引用画像含め文化庁の著作権ガイドラインに沿って制作しております(http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/gaiyo/riyohoho.html)

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