【初めてイラストのお仕事をされる方へ】制作を始める前に確認すべきポイント厳選4点!

【初めてイラストのお仕事をされる方へ】制作を始める前に確認すべきポイント厳選4点!

2016.07.14 12:00

(編集部注*2014年2月4日に公開された記事を再編集したものです。)

こんにちは!サーチフィールドGIKUTAS事業部野村です。

梅雨の中休み・・なんて言っていますが、毎日暑い日がつづきますね。
夏本番まであとわずか。学生の皆さんはもうすぐ夏休みに突入ですね。
今年の夏は新しいことにチャレンジ!なんて人もいるかもしれません。

今回のEPICKSでは「この夏からイラスト制作にチャレンジしちゃうぞ!」という皆さんに
──もちろん夏に限らずイラスト制作に興味がありお仕事を開始しようとしている
もしくは「お仕事をこれから受けるんです・・ドキドキ」という皆さんに
ぴったりの記事をお送りしたいと思います!

その名も「制作を始める前に確認すべきポイント厳選4点!」です!
お仕事を受けるときに最低限確認すべき事を下記まとめておりますので
チェックしてみてくださいね!

■確認ポイントその1:どのようなイラストを制作するか

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1-1:仕様書
イラスト制作の際は多くの場合、「仕様書」というものを
頂くことがあります。
「仕様書」には、担当する作品全体の下記のような情報が記載されています。

●作品の世界観
作品の時代背景や設定、キャラクターの方向性などをまとめていますので
イラストを描くときのイメージづけに役立ちます。
●イラストの概要
作品のテイストに合わせた顔や頭身、デザインの方向性について
記載されていることが多いのでこちらもポイントをきっちり抑えましょう。
また属性のテーマカラーや種族、進化差分などに関しても
共有があると思いますので、内容を予めチェックしておいてください。
●納品形式と書き出し
これが一番大切です。せっかくいいイラストを制作しても
こちらを守っていないとゲームに実装できない可能性が出てきますので
結局イラストが使用できない→納品にならないことがあります。
・納品サイズ(縦横のサイズも必ず確認してください)
・解像度
・カラーモード(使用媒体により変わるので媒体の確認もする)
・納品ファイルの形式
・レイヤー構成
などについて記載されていることが多いので特に見逃さないようにしましょう。

1-2:指示書
上記の仕様書の内容を踏まえて実際制作頂きたいイラストの詳細について
書いてある資料になります。

主には下記が記載されています。
●属性・レアリティ・性別・種族などの初期設定
●ポーズ(構図)・状況の説明
●キャラクターのイメージ(顔・髪型・体型・衣装・武器)
●(ある場合は)背景
●エフェクト

仕様書にある基本的な設定と照らし合わせながら、
自分が制作するイラストのイメージを膨らませていきましょう。

わからないことがあればイメージの齟齬が生まれないよう、
即確認をとることを忘れないことが重要です。

■確認ポイントその2:スケジュール

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予めクライアント様からご提示されるかとは思うのですが、
大体指示書などをお送りしてから納品までは3~4週間
制作期間として用意されているケースが多いです。

その制作期間の間に、
担当するものによって多少内容が違う可能性がありますが、
納品までの提出のタイミングには大きく分けて3つあります。
●ラフ
●線画(中間稿)
●着彩(完成稿)

※各工程のポイントについてはここでは割愛させて頂きますので
詳細を知りたい方は是非、こちらの記事もチェックしてみてください。

【イラストレーター必見!】 初心者からプロまで使えるイラスト製作講座(1)
【イラストレーター必見!】 初心者からプロまで使えるイラスト製作講座(2)
【イラストレーター必見!】 初心者からプロまで使えるイラスト製作講座(3)
【イラストレーター必見!】 初心者からプロまで使えるイラスト製作講座(4)

それぞれクライアント様から修正のご依頼を頂くケースがあるので
各工程1~2回の修正がかかると想定して頂くと良いかと思います。
その上でもらっているスケジュールが妥当かどうか、そこに向かって制作するには
自分の仕事をどのようにスケジューリングするか、シミュレーションしておく必要があります。

そのため、
・納期の確認
・いつ指示書をもらえるかの確認
・提出タイミングの確認(ラフ・線画・着彩のほかに提出するポイントがあるか)

を確認しておく必要があります。

■確認ポイントその3:稿料

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こちらも事前に提示されるケースが多いかとは思いますが、
詳細内容を確認の上、提示されている金額が妥当かどうか
確認をするようにしてください。

もし、もう少し相談したい場合は発注前に相談をしておくことが必要です。
相手方は予算を予め取ったうえでご相談されているケースが多いため、
あとからの予算変更は基本的には通らないケースがほとんどです。

発注を受ける前に懸念点はないようにしておきましょう。

また、依頼主から金額についての記載がなければ、
最初の返信で概算の見積りを送ると、親切な印象になって信頼度がグッと増します!

(ただし、仕様がそろってない場合は、無理に見積りをする必要はありません)。

■確認ポイント4:実績公開の可否

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実績公開とは、イラストを納品した後、その実績をブログやWebサイト上で公にすることです。

これを最初に確認しておくべき理由は2つあります。

理由1:イラストレーターとしての営業資料になる!

発注側はほとんどの場合、公開しているイラストを見てお仕事のご相談をします。
実際のお仕事の実績として、クオリティの高い作品や有名な案件のイラストが掲載されていると
「お仕事お願いしてみようかな?」と思ってもらえる機会が格段にアップします。

後々になって、「せっかくの力作なのに公開できなかった・・・」
と悲しい思いをしないようにするためにも先に確認をしておくことが望まれます。

理由2:無許可で公開した場合トラブルになってしまう・・・!

発注元に確認を取らずにイラストを公開してしまった場合、
守秘義務に反しているということになって、問題になってしまうことがあります。

また、そのイラストがまだ世の中に出る前だった場合、
情報漏洩やとみなされ、大きなトラブルに発展する可能性があるのです。

pixivや自分のサイトで、納品したイラストを公開してOKという場合もあれば
イラストは公開NGだけど、文字のみで出すのはOKな場合、
公開するのは一切NGという場合などなど
実績公開はクライアント様や案件ごとの判断になるので、必ず確認することをオススメします!

■まとめ

少し駆け足でまとめてきましたが、いかがでしょうか。
また各項目の詳細に関しましても
改めてお話しできる機会を設けられればと思いますが、
まずはお仕事を受ける際は下記の4点を確認してみてください。

1.どのようなイラストを制作するか
・仕様書の確認
・指示書の確認

2.スケジュールの確認
・納期の確認
・いつ指示書がもらえるかの確認
・提出タイミングの確認

3.稿料の確認
・詳細内容と提示された稿料があっているか
※金額交渉をする場合は仕事着手前に必ず行う

4.実績公開可否の確認
・クライアント様、案件ごとに条件が違うので
どのような条件になっているのか確認を行う。

それ以外のイレギュラーな点が出てきた場合も
都度確認を取ることをオススメいたします。

不明点や懸念点はない状態でイラスト制作を
開始できることが良いイラスト制作にもつながると
思いますので、少しでも迷ったことは問い合わせてみてくださいね。

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