こんにちは！

新規事業準備室で【ECila（エシーラ）】を運営している高橋です！

※【ECila（エシーラ）】についての記事はこちらです。

 

イラスト制作の依頼をいただくのは、イラストレーターとしてうれしいことですね。相談してくれる依頼主は以前一緒に仕事をしたか、ポートフォリオを拝見して依頼をくれたケースがほとんどだと思います。できるだけ相談をいただいたお仕事は引き受けたいですが、フリーランスのイラストレーターさまの多くは、ひとりで作業を行っていますので内容によっては、予算やスケジュールにあわないこともあります。「そこで今回は依頼主側の視点で、次につながるイラスト制作の依頼の断り方についてご紹介していきます。」

 

◆無理な依頼はていねいにお断りしましょう

自分が制作できないイラストのテイストやスケジュール、予算的に難しい依頼のご相談がきたら、きちんとお断りすることが大切です。フリーランスのイラストレーターにとって仕事の依頼はできるだけ引き受けたいと思いますが、無理な依頼を請け負うと結果的に多くの方に迷惑をかけてしまう可能性があります。引き受けられない場合は、ていねいに断りしましょう。依頼主がイラストレーターさまの返答を待っていることもあるので、迅速に返答をすることも良好な関係を築くのに大切なことです。

では具体的にどのようにお断りすれば次回もお仕事のご相談をいただけるのでしょうか？ひとつひとつの事例をみていきましょう。

◆スケジュール的に厳しい場合

依頼をいただいたスケジュールが難しい場合は、制作可能なスケジュールを提示しましょう。依頼主側もそれにあわせたスケジュールで調整をしてくれる可能性があります。このときに何日までに制作資料をいただければ、いつごろに納品可能ですと詳細なスケジュールをお伝えしとくと次回もご相談がきやすいでしょう。また、制作代理店の場合は複数の案件を同時にかかえているケースが多いので、詳しいスケジュールを連絡をしていただけることで別のお仕事を相談をいただける可能性があります。

 

◆予算的に厳しい場合

予算的に難しい場合は、断る際に重要なことが2つあります。1つめは依頼のご相談がきた内容では、この金額では難しいとお伝えすることです。「例えば、厚塗りのイラスト制作は○円は難しいですが、アニメ塗りなら可能です」、「キャラと背景両方制作のカードイラストであれば○円は難しいが、キャラのみであれば可能です」と依頼内容によって金額が変動すると思いますので、明確に提示しましょう。ご自身の予算感を依頼主に伝えることで次回以降の依頼の目安になります。

ただ、ご自身の都合だけ伝えていては受注につながらないときもありますので、2つめは依頼主の予算をふまえながら、自分の予算を提示することです。依頼主によっては予算が違いますので、ご自身の希望だけをお伝えしてしまうと次回以降の相談が難しくなります。具体的な依頼内容やどれくらいの精度で制作が必要かなどを確認した上で予算のすりあわせをすることが重要かもしれません。

 

◆自分が制作できない内容の場合

自分が制作できないイラストのテイストの依頼がきた場合は、自分が制作できる内容をしっかりと提示しましょう。　またインターネット上には載せていないが描けるテイストがあればお伝えすることが大切です。（モンスターの公開できるポートフォリオはないけど実は得意など。）依頼主は基本的にポートフォリオをみて、イラストレーターさまが描けるイラストを確認しますので、実はこんなの描けます！とお伝えすると次回のお仕事にもつながるでしょう。

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか。上記で書いたことをまとめると依頼を断るときのポイントは次の2つです。1つめは「制作できない理由を伝えること」単に無理ですと伝えるのではなく、「なぜ無理なのか」を伝えてみてください。2つめは「別の案を提示すること」提示頂いた内容では無理ですが、このスケジュール、この予算では制作可能とお伝えすることです。

無理な依頼を請け負うと結果的に多くの方に迷惑をかけてしまう危険性がありますので、今回の内容をご参考に依頼主とより良い関係を築いてみてください。

 

※「サーチフィールドでは、新たにイラストレーター様の常駐支援サービス【ECila（エシーラ）】を開始しました！イラストレーターさまの活躍の場所を提供しておりますのでこちらの記事も見てみてください！