【イラストレーター必見!】ポートフォリオでやってはいけない5つの掟

【イラストレーター必見!】ポートフォリオでやってはいけない5つの掟

2014.06.24 17:20

みなさま、おはこんばんちは!
イラスト制作サービス「ギクタス」のディレクター服部です。

来期のアニメに色々気になる作品が多すぎて
我が家のHDDがフル稼働になる予感です。
あんまり新しくないので壊れないでくれよと願っています。
(共感して下さったかた、右横のシェアボタンをぽちっとお願いします^^)

 

さて、前回の記事ではポートフォリオの作り方をご紹介しました
今回の記事では「ポートフォリオでやってはいけない5つの掟」をご紹介します!

ギクタスのディレクター9人に事前にアンケートを取り
それを元に作った「プロの掟」です!

どんなに素敵なイラストを載せても
これをやってしまうと仕事が来なくなる、あるいは発注の幅が狭くなるという
マイナスポイントを上げていきます。

素晴らしいポートフォリオが、NG集になってしまわないよう
ぜひチェックしてみてください!!

 

【1】 実績公開NG案件のイラストが載っている

GREEN_KA20140125500

 

お仕事絵はクライアントが「公開してOKです」と言わない限り、
人の目に触れるところに載せてはいけません!

万が一、ゲーム内でリリースされる前に公開してしまうと
情報漏えいとなり、クライアントや制作代理店はもちろん、イラストレーターさんご自身に
思わぬ損害が降りかかってきてしまいます。

クライアントによっては、会社全体で実績公開NGとしているところもあります。

実績公開に関することを知っているクライアントや制作代理店は
ポートフォリオを見ただけで
「あれ?この作品のイラストは公開NGなはず・・・」とわかってしまうのです。

すると、「情報、守ってもらえるかな・・・」と不安になり
素敵なイラストを描いてるイラストレーターさんでも
泣く泣く発注をしない、という選択をしてしまうのです。

様々な実害を伴うので、
良い絵が描けた!というときは
まずクライアントや制作代理店の担当者に、公開可能かどうかを確認しましょう。

そして無事にOKが出たら
コピーライトなど、公開に必要な条件を確認した上で
ポートフォリオに載せましょう!!

 

【2】版権モノのイラストしか載っていない

GREEN_I20140125500

確かに、線や塗りのタッチは知ることができます。
ただ、オリジナルのデザインや色使いができるのか、見ることができません。

お仕事をお願いする場合、
多くがオリジナルのイラストを、クライアントの指示書に沿って
ゼロから描き起こしてもらうような内容になります。

ポートフォリオではイラスト全体の完成度を見るのはもちろんですが、
オリジナリティのあるキャラクターデザインや衣装が描けるのか、
キャラデザに合った表情を描けるのか、
そんなところまで見ているのです。

オリジナルが描ける!ということを見せるポートフォリオにするためにも
版権イラストは少なめにしておきましょう!

 

【3】18禁のイラストばかりで構成されている

5935504

企業に送るポートフォリオですので、18禁そのものがNGというわけではありません。

しかし、18禁案件を扱っていないクライアントも多くあるので
「18禁のお仕事しかお願いできない」と認識されてしまうと、
仕事の幅をを狭めてしまう可能性があります。
制作代理店に送っても、そうしたクライアントにはポートフォリオ自体送ることができませんので
より広くお仕事を受けたくて送ったはずが
効果を発揮しないことも大いにあり得ます。

※ちなみにギクタスは18禁のお仕事を扱っていないので
18禁イラストをいただいても提出できるクライアントがないのが現状です。。。。

版権イラスト同様、少し載っている分には問題ありませんが
18禁イラストばっかり、ということにならないようにバランスには注意しましょう!

 

【4】古いイラストしか載っていない

ELL89_huruicard20140405500

実績公開OKのイラスト、コピーライトが載っている、
版権イラストや18禁イラストに偏っていない・・・
バランスの取れた完璧なポートフォリオで、素敵なイラストたくさん・・・!

なのに載ってるイラストが全部5年前のもの

なんてことになってしまうと、思わず「オシイ!!」なんて画面前で叫んでしまいそうです。

ポートフォリオは「今の実力」を見せるアイテムです。
古いイラストばかりですと見る側は「今のイラストはどうなんだろう・・・?」と不安に思ってしまいます。
(描き続けるに従って、絵柄が変わってくることもありますよね)

せっかく描けるのに、
クライアントが余計な不安を感じてしまって発注を控えるケースもあります。

イラストのお仕事にブランクがあって
過去のイラストが多い、という方は、ポートフォリオ用に描き下ろすことをオススメします。
少し手間がかかってしまいますが、
せっかくの実力を示せないことほど勿体ないことはないです!

ポートフォリオのイラストが古くなってしまったら
適宜、更新するようにしましょう!!

 

【5】ラフやデッサン画が中心になっている

SHIO88_aburaenogu20130804500

ポートフォリオやポートフォリオサイトに沢山絵を載せているのに
そのほどんどがラフ画やデッサン画、という方が稀にいらっしゃいます。

確かに雰囲気は伝わってきますし、
デザインがわかる程度に描きこまれたラフであることもわかります。

しかし、ぞれが完成稿になったとき、
ラフのどの線を取るのか、影やハイライトはどのようにつけるのか
残念ながら想像することはできません。
できたとしても、実際に描いてもらったらイメージと違った、ということも十分にあり得ます。

ラフを精密に描いてもらえるかどうか知りたい側面もあるので
沢山の完成版イラストの中に
1~2点、描きこまれたラフが入っていることは、
ラフからしっかり描けるというアピールになるので効果的ではありますが
まずは、完成稿を見せることに重点をおいてみるのが先決です。

せっかく良いラフが描けたのであれば
完成させてポートフォリオに載せましょう!!

 

いかがでしたでしょうか?

気合いを入れて作ったポートフォリオなのに・・・
ということにならないよう、ぜひポートフォリオの見直しの時の
チェックリストにしてみてください。

ギクタスでも皆さんの素敵なポートフォリオ、
随時お待ちしております(●^o^●)

それではまた次回お会いしましょう~♪