みなさま、おはこんばんちは!
イラスト制作サービス「ギクタス」のディレクター服部です。
気温がどんどん下がる中、
行きたいライブのチケットが取れず、身も心もどんどん凍えていく日々です。
秋アニメとドラマであっためてもらおうと思います!
さてさて、秋の次は冬が来るということで・・・
年末は何かと出費が大きい時期ですよね。
毎月の収入が気になってしまうタイミングだと思います。
今回は請求書に毎回載っている「源泉徴収税」についてお話しいたします!
これからお仕事を始める方も、すでにお仕事をしているものの
「なぜこれが引かれているかわからないけど、今さら聞けない!」という方のために
「源泉徴収税」引いては稿料に関するお役立ち情報です♪
◆そもそも「源泉徴収税」ってなに?
ざっくり説明すると、収入(稿料)から天引きされる所得税のことです。
支払者側が事前に天引きを行って、その税金を国に納税しています。
所得税の納税代行をしているような仕組みです。
現在の税率は10.21%。
後ろについている「0.21%」は特別復興特別所得税といい、
東日本大震災の復興財源に充てるために、平成25年1月1日からついた税金です。
源泉徴収税と特別復興所得税についてはソーシャルゲームの過去記事
「【フリーランス必見!】来年から始まる「復興特別所得税」って何?または源泉徴収の計算方法」で
詳しくご紹介しているので、こちらも必見です!
◆源泉徴収税って引かれない方がいいんじゃない?
報酬から引かれるお金なんて引かれない方がいいんじゃないかと思いますよね。
ところが、先ほども書いたように「源泉徴収税=所得税」なので
必ず支払わないといけない税金なのです。
支払者側から引かれない場合は、自分で税務署に行き申告しなければなりません。
それってすごく手間ですよね。。。。
そこでイラストレーターさん側の手間が省けるように
支払者側が代理で納税しているという仕組みです!
一見損をしているよう見えて、事前に天引きされる方が間違いやその後の面倒な手続きを省略できるので
源泉徴収税天引きを行っている企業の方が、お仕事は楽になります(*^_^*)
(もちろんギクタスは源泉徴収税の天引きを行っています)
ちなみに源泉徴収税は全国一律10.21%ですので
確定申告をした際、払い過ぎであった場合は過払い分の還付が受けられます。
◆稿料を聞くときに注意すべきこと
イラストレーターさんは皆さん、お仕事を受ける前、必ず稿料を確認されると思います。
そのときは、「実際に振り込まれる金額」を確認するようにしましょう!
【稿料:10,000円】
こんな風に記載されている場合、多く方が「10,000円が振り込まれるんだ」と思われると思います。
ここで注意が必要です!
実はこれは額面で、ここから源泉徴収税(10.21%)が引かれた金額が
実際に入金される金額になることがほとんどです。
なので10,000円の稿料を提示された場合は、
実際には10.21%が引かれた【8,979円】が口座に支払われる金額になります。
思っていた稿料と違った、ということにならないよう
額面からは源泉徴収税が引かれる、ということを意識しておくと良いでしょう。
◆消費税はどうなっているの?
消費税は内税であることが多いです。
つまり、稿料10,000円というのは、消費税を含んで10,000円ということですね。
消費税の認識も、企業側やイラストレーターさん側によって異なりますので
摺り合わせをしておくと間違いないでしょう。
例えば、私がディレクターとしてイラストレーターさんにお仕事をお願いする場合は
稿料10,000円(消費税込、源泉徴収税別)
というような表記をするようにしています。
こうすれば、稿料の内訳がはっきりするので、認識の相違も起こらなくなります。
イラストレーターさん側からもこうした表記をしていただくのは大歓迎です!
最初に擦り合わせが出来た方がお互いに良いことですよね♪
いかがでしたでしょうか?
お金はものすごく大事なことなのに、なかなか言い出しにくかったりもしますよね。
ですがお仕事を始める前に、稿料の擦り合わせをしておけば
後々の不安もなくお仕事に集中できるのでオススメです!
それではまた次回お会いしましょう~♪