【インタビューvol25】完成イメージを持って意欲的に制作をするイラストレーター

【インタビューvol25】完成イメージを持って意欲的に制作をするイラストレーター

2016.10.14 13:09

フリーランスのイラストレーターさんのご活動方法は作家さんによって違うと思います。今回は『衣のの』さんに初めてのお仕事内容、気分転換に何をしているか、作品のデザインを生む際に工夫していることなどいろいろお聞きしてきました!

■『衣のの』さんのご紹介

フリーランスのイラストレーターさんです。10代~20代の女性キャラクター、男性キャラクターを中心にイラストをご制作しています。

──いつごろからイラストにご興味を持ちましたか?

幼稚園くらいからだと思います、親戚に凄くイラストの上手いお姉さんがいまして、小さい頃好きなアニメのキャラなどを描いてくれたのが嬉しくて、それからイラストが好きになりました。

──素敵なお話ですね!どうやってイラスト制作を学びましたか?

小さい頃はお絵かきという感じで好きな漫画のキャラクターを描いていました。
高校~大学の時はデザイン系の学科だったのでデッサンやアクリル絵の具で絵を描く機会が多かったです。
体を描くのが苦手だったので、裸婦デッサン会に半年くらい参加して、クロッキーをしたりもしました。

キャラクターイラストの勉強はイラスト制作の参考書やネットで見る事の出来る講座などで勉強したり、イラストを1枚仕上げて、気になった所は次の絵で直して描くという感じで、ひたすら描くことで勉強していた感じです

──制作使用ツールを教えてください。

IllustStudioとPhotoshopです。
線画まではllustStudioで描いて、IllustStudioとPhotoshopを使って着色をしています。

──1ヶ月の制作枚数はどれくらいでしょうか?

差分なしでおよそ4~8枚くらい、差分を入れると6~14枚くらいの間で描いています。

──たくさんご制作をしていますが、作品のアイデアはどうやって生み出していますか?

作品のテーマやキャラクターの性格などをとっかかりにして
どのようなイラストにするかイメージを膨らませています。

キャラクターの服装や見た目、背景、構図、明暗、色などをどのようにすれば、作品のテーマやキャラクターのイメージが表現出来るのかを考えながら、画面上でああでもない、こうでもないとこねくり回して、おおまかなラフの下書きを作る事が多いです。
そこからポーズや服装、装飾の量などをちょうどいいかなと思う所まで調整したり、整えたりしてラフを作っています。

──気分転換には何をしていますか?

家で室内犬を2匹飼っているので、犬に遊んでもらって気分転換をしています(笑)
よく犬に顔をうずめて癒されています!

──初めてのお仕事はどんな内容でしたか?

キャラクターイラストですと、サーチフィールド様からいただいた女性キャラのご依頼が初めてでした。当時は趣味でしかイラストを描いていなかったので、お仕事でイラストを描く際分からない事が多かったのですが、当時担当だった方に色々教えていただいて、制作、納品する事が出来ました。担当してくださった方がいらっしゃらなかったら制作出来なかったかもしれません。担当の方には本当にお世話になりました

──こちらこそ、お世話になっております!フリーランスになって大変だったこと、大事なことを教えてください。

大変だったことは確定申告です。恥ずかしながら分からない事だらけでしたので・・・
税務署が無料でしてくれる記帳指導で記帳の仕方を教えてもいました。

大事にしている事はこのイラストを描きたい!という感じのモチベーションを保つ事です。意欲的な気持ちで制作に取りくむと、制作自体の楽しさも増しますし、少しでも良くしたいと熱中して描くことが出来ますので、モチベーションの維持は意識的に気をつけています。

しかしながらそう思っていても、なかなか思う様に描けなかったり、上手くいかなくて、モチベーションが低下することもあるので
そういう時は一度描いているイラストから目を離して別の事をしたり、眠ったりして気分を切り替えてまた描き始めるようにしています。

──今後やりたい仕事や、どのような活躍をしたいか教えてください。

描いてみたいと思うイラストのイメージが思いついたら、忘れないように手帳に書きとめているのですがイラストにしてないイメージやネタが溜まってきているので、それをイラストにしたいです!

──おぉぉー楽しみです!今後も宜しくお願いします!

宜しくお願いします! 

おわりに

女性、男性キャラクターと幅広くご制作をしている『衣のの』さん。デザインをする際の工夫や普段からイラストに関するメモをとっていて、とても勉強熱心な方だと感じました。また、常にモチベーションの管理をしていて、ご自身が描きたいという意志を強くお持ちになっていて、プロ意識が高い方だと思いました。